top of page

北冬名鑑

Hokutoh Encyclopedia

秋野すすき Akino Susukii

  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Google+ Icon
  • Black YouTube Icon
  • Black Pinterest Icon
  • Black Instagram Icon

1950年、長野県茅野市に生まれる。本名高野真美子。99年没。


78年、月刊少女漫画誌『ララ』にて短編「ソバカスママ」が佳作入選、川口怜子名義でデビュー(雑誌掲載には至らず?)。同年第1回「ララまんがスクール」に「はつ恋 しつ恋 恋薬」が入選、第9回に「異郷ヘ」が入選し、カットのみ掲載される。

しばらく漫画執筆を休止していたが、80年代、いしいひさいち「バイトくん」の影響を受け、4コママンガに転向。高野サナエ名義で『快笑ギャグ』に、秋野すすき名義で『コレット』『まんがライフ』『デジール』など商業誌に連載を持つ。


90年代より再びストーリーマンガを描き始め、97年、『プチコミ』にて発表した「それはとてもむずかしい問題」(相川理子名義)が第41回小学館新人コミック大賞少女・女性部門佳作入選を果たす。

 

95年より『まんだらけ漫画目録』にて2P漫画「北冬書房物語」を連載(全12回、9~15・17~21号)、『夜行15』に「作者不詳」名義の四コマ「湊谷夢吉物語」、『COMICBOX』つげ義春特集号に「つげ家の人々」(91)を発表。『幻燈2』には遺作となった短編「washingガール」が掲載されている。

 

著書に『蟷螂 あるいは小さなイブ』(イラスト集、豆本、自費出版)『いなくなったいさおちゃん』(82、絵本、自費出版)『高野真美子遺作集Ⅰ・Ⅱ』(00、非売品)『晴れ ときどき ミステリー』(05、「シルクの織物」うらたじゅん「「喪失感」を超えて・秋野すすき試論」権藤晋)がある。『暴力探しにまちへ出る』(73、鈴木清順)の装丁を担当。

2017.1.8  Kunimoto Kanei

bottom of page