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北冬名鑑
Hokutoh Encyclopedia
山下敦弘 Yamashita Atsuhiro


1976年、愛知県生まれ。高校時代より映像制作を始め、大阪芸術大学映像学科に進学。在学中に熊切和嘉監督と出会い、『鬼畜大宴会』にスタッフとして参加する。
99年に卒業制作として作られた初の長編作品『どんてん生活』が翌年のゆうばりファンタスティック映画祭にてオフシアター部門グランプリを受賞。東京国際映画祭の助成金を得て制作された、続く『ばかのハコ船』は国内外で好評を博し、レイトショーながらロングランを記録した。
2004年、つげ義春原作『リアリズムの宿』、遊人原作『くりいむレモン』のスマッシュヒットでブレークを果たす。映画の他にも、テクノミュージシャン・大正九年のビデオクリップやTHE BACK HORNの楽曲をモチーフにしたオムニバス・ショートストーリー『キズナドラマ』を手掛けるなど、話題を呼んでいる。
05年、初の全国ロードショーとなる『リンダリンダリンダ』を成功させると、07年、『松ヶ根乱射事件』『天然コケッコー』で第32回報知映画賞・最優秀監督賞を最年少受賞。「日本のカウリスマキ」として若手監督を代表する存在になった。
監督映画『リアリズムの宿』は北冬書房代表・高野慎三の企画による。『幻燈』5号に、中島貞夫との師弟対談『映画「どんてん生活」から「リアリズムの宿」まで』、『映画「リアリズムの宿」をめぐって』と題した、久保隆・梶葉子による作品評が掲載されている。
2017.1.8 Kunimoto Kanei
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