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北冬名鑑

Hokutoh Encyclopedia

​つげ義春  Tsuge Yoshiharu

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本名柘植義春。1937年、東京都葛飾区生まれ。
18歳から貸本漫画家として生計を立て、66年から月刊漫画誌『ガロ』にて『沼』『ねじ式』『海辺の叙景』など、数々の傑作を発表。漫画史のみならず表現の歴史にその名を刻んだ強大な影響力は“神様”手塚と並び称される。87年以来漫画作品の新作を発表していないが、度重なる単行本化・映像化によって、今なお新たなファンを獲得し続けている。

『つげ義春全集』(全8巻・別巻、筑摩書房、93~94)『つげ義春初期傑作集』(全8巻、講談社、03~04)『つげ義春自選集』(全6巻・再編集全2巻、嶋中書房、02~04)ほか、実に多くの作品集がある。
 文章作品にもファンが多く、『新版 つげ義春とぼく』『新版 貧困旅行記』(いずれも新潮文庫)などがある。

69年、北冬書房の前身幻燈社の第一弾作品集として『つげ義春初期短編集』が発売される。
『夜行』に創刊時から参加。1号「夢の散歩」、2号「夏の思いで」、5号「事件」、7号「コマツ岬の生活」、8号「外のふくらみ」、11号「雨の中の欲情」と“夢モノ”漫画作品を発表したほか、ペン画集「旅の景色」(3号)、エッセイ「蒸発旅日記」「自殺未遂」「四倉の生」「妻のアルバイト」(10号)、「湯宿温泉のことなど」(15号)「大原・富浦」「伊豆半島周遊」(16号)、インタビュー、対談、絵コンテ、評論、レポートなど、ほぼ全号に登場。「つげ義春以後」を模索する北冬書房の中核的存在である。
 2006年より、北冬書房公式ホームページ「万力のある家」にて、写真&エッセイ「つげ義春旅写真」を不定期連載中。

作品集に『腹話術師』(74)『七つの墓場』(74、限400、復刻版も?)『夢の散歩』(75、肉筆画付限定版、83)全10巻の初期作品集『限定版つげ義春選集』(77~81)『つげ義春資料集成』(91)、編著に『風景とくらし叢書 山野記』(89)がある。『夜行』3号に掲載されたペン画「旅の景色」を複製印刷した特別頒布(サイン入り、3枚選び300円、限定150?、東考社)もある。

2017.1.8  Kunimoto Kanei

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